一言:ハリウッドの凋落を感じさせるのには十分な一作。
スターウォーズシリーズの最新作として広報活動がかなり活発となっている本作。
映画を見る時間が取れたので久々の映画館来訪。
ストーリーは以下。
賞金稼ぎのマンダロリアンは相方(弟子)のグルーグーとともに帝国軍の残党を追う。
その中で仲間となったジャバザハットの息子などと一緒に巨悪を倒す…という分かり易い勧善懲悪な作品。
見た感じの分かり易い特徴としては、ワイヤーアクションやジャンクロードヴァンダム的なアクションとは異なるアクションである。
吸血鬼退治の「ブレイド」みたいな感じと言えば分かり易いだろう。
あの、ダンスの様なキメ、キレがはっきりとしたアクションで賞金稼ぎのマンダロリアンが活躍する。
アクションのタイプは流行り廃りがあり個人的にはあまり好みではないものの、現在のアクションの流行りは「ブレイド」タイプという事が分かったので良しとしている。
上記が作品の中での大きな特徴、というか唯一の褒めポイントかもしれない。
これ以降は基本的に批判的な文脈へとなっていく。
まず展開の稚拙さ。
ストーリーが勧善懲悪なのはまだ良い。
問題は、それに至る展開が余りにもご都合主義と言うか稚拙であるという点だ。
行ってしまえば行動の非リアルさとでも言おうか。
例えばジャバザハットの息子が自分の雇い主と取引をして明日の試合を終えれば自由になれると主張している件だが、非合法活動をしている相手と本当に正直な静謐な取引が出来ると考えているというのはどう考えてもおかしい。
10歳くらいの子供じゃないんだから、人間の悪意と言うものを経験して無さ過ぎると言えよう。
このジャバザハットの息子も場面場面によって、IQが乱高下しているのも非常に気になった、と言うか冷めた点だろう。
キャラクターの掘り下げが浅すぎるのではないか?
更にこの映画の癒しキャラであるグローグーについても見ていく中で、非常に冷める要因である。
癒しの萌え的なキャラクターなのだが、演出があまりにも「どう、可愛いでしょ?この生き物」という感を出しすぎている。
描写が可愛いに全振りしているのはまだ良いとしても音楽もそれっぽいジブリ感を醸し出してきたのは、何を見させられているんだろう、自分は…という感想が真っ先に来た。
かつてのスターウォーズシリーズの様なエンタメ人振り切りつつも哲学的な要素をちりばめた品のある作風とは全く異なるそれに大いなる衝撃を受けている。
単なる勧善懲悪アクション、しかもキャラクターは都合の良い行動ばかりを取る、挙句の果てに可愛いもの入れておけば誰か見てくれるでしょと言わんばかりの犬猫の代わりのグルーグー。
これが現代ハリウッドの映画の品質であれば、かつてと比べてかなりの劣化と言わざるを得ないだろう。
LGBTなどのリベラル風に左右されてた結果、今の映画作りの水準なのかどうか分からないが、見た人間の感想としては、本当に「『つまらぬ』だ(by汗明)」、である。
あとこれはハリウッドとは関係ないのだが、映画館で映画を見たことで「ああこれは日本の映画産業、等価映画館は斜陽だわ」とも思った。
・まず1つは値段が高すぎる。
今回は月曜日に行ってハッピーマンデーというので割安だったのだが、値段は1200円。
私は映画の身だったが、普通これにポップコーンや飲み物などを追加購入する形なのだろう。
そうすると、3000円位行くんじゃないの、これ?
なんで高々新作1つ、しかも座席も自由に変えられない状態で見て、3000円も払う必要があるのか?
・2点目。
映画本編が始まるまで遅すぎる。
上映時間になっても今後の上映の宣伝や映画泥棒が散々流されて、全く始まらない。
待つこと10分から15分、ようやく始まったのだが、このころにはもうすでに待っているのに飽きた。
3点目。
音がでかすぎる。
もともと映画館の音量がおおきいのはわかっていたので、今回はスクリーンの半分よりも後ろで見ていたのだが、あまりにもでかすぎる。
音が大きい方が迫力があるから大きいのは分かるが、耳を塞ぎたくなるほどの音量は不快である。
あの音量を毎日聞いている人は軟調になっちゃうんじゃないの、下手したら。
今回この映画を見て以降は、
ハリウッドが凋落した。
映画館はよっぽどのことが無い限りはもう二度と行かない。
この二つを学べました。
スターウォーズの1~6は素晴らしいので白眉だが、本作はゴミである。


コメント