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「ファミリー・ショー」について(第82話~第83話・ネタバレあり)

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<82話・ストーリー>

何度か遊ぶ内にまさかの美言から光瑠に遊びの誘いをする。
・この女実にちょろい。

2人で遊園地に行く。
光瑠が美言に「今までこうやって同い年の子と素の感じで話したり出掛けたり出来なかったからなんか嬉しいかも」と話す。
それに対して美言は「気が合うね」と返す。

光瑠のことを大事に思いながら写真を眺めていると、父親が帰って来た。
コンビニスイーツを勝手に買ってきたどうのと些細な話で和気あいあいと過ごしながらみんなで食事をする。
その時にふと涙がこぼれだす美言。
飾らない家族の団欒、気の置けない友人の存在、小さいながらもようやく普通の生活が出来たと感じたのだった。

別場面。
同じく友達が出来たことに嬉しがる光瑠。
ただそこはバーで周りは皆30歳前後の大人だった。
自分にも同年代の友達が出来たことをみんなに言って嬉しがる光瑠。
すると、同席の女が「来月幾ウチらの旅行、その子にも声かけら?」と提案するのだった。

・そもそも未成年がいかなる理由があろうともバーに入り浸っている時点で異常である。
こういった世間ずれが芸能界に身を置いている弊害であり、いずれ光瑠の身を滅ぼすのかもしれない。

終わり。

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<83話・ストーリー>

美言に旅行の話をする光瑠。
美言が「…友達いたんだなーって…」と呟く。
それに対して光瑠が「ヤキモチ?」と意地悪そうに返す。

光瑠曰く、自分より1回りくらい年上の人達でどちらかと言うとお兄さんお姐さんの様な感じとのこと。
そんな話をしている時に丁度彼らが来るまでやってきて2人ともそこに乗ることに。
どうやら彼らはメイクさんやAPさんなどテレビの業界関係者の様だ。

彼らに連れられて旅行に行く美言。
1日楽しい日々を過ごす美言。
夜に花火をしようという事になるが、美言がこれまで友達と花火をしたことが無いので、「楽しい、連れてきてくれてありがとう」と呟き、楽しいひと時となった。
そこでふと光瑠が皆に回しているものを見る。
光瑠が指で挟んでいるので、美言が「…何それ?たばこ?」と聞くと、光瑠は「ううん、大麻」と返す。

終わり。

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<感想・分析など>

友達作らせておいて、そこからどん底に落とす。
正直、彼氏編よりも胸が痛いです。
作者の精神性と反比例して、展開は青天井に読めなくなっていく。

まあメタ的に言うと行動矛盾を起こしているので、これまでの蓄積と超絶展開で何とか話が回っている感じではある。

そもそも月9を務めている女優で、あのマネージャーがいる時点で、大手事務所は確定なのだから、変な虫がつかない様にしているのは当然なので、光瑠がバーにいるのは有り得ない。
更に、大手事務所が光瑠を囲い込む為に彼らを用意していたとしても、彼らの行為が外に漏れないように部外者(美言)を誘うことはまず有り得ない。

フレディ・マーキュリーが題材ならコカインパーティとかでも信憑性があるんだが。
今日の日本の警察機構及び薬物対応を甘く見ることは有り得ないのだ。

漫画なんかでよく見るが、非日常行為を大罪とする漫画では、現実ではありえない行動矛盾を起こすことが良くある。
外道の歌・善悪の屑では、外国人を雇って強盗殺人を何軒かやらせて警察が追及する前に高飛びさせるという反社会勢力のシノギの話があるが、現実の日本では一軒でも強殺が起きると警察が本気を出してすぐ逮捕の流れになるのが現在の日本の治安である。
今日報道されている栃木の強殺事件を見れば明らかである。
日本は、軽犯罪はもとより重犯罪も他国とは比較にならない位厳しい対応処分がなされるのである。
これが治安最有力国と言われる由縁である。

こういった日本の状況を無視して話を作り始めてしまうと、あまりにリアリティが薄れてしまうのでよろしくないのではと常々思う。
ひりひりした作品を作りたいという作者の野望はやまやまなのだが、この辺のバランスをはき違えている漫画家がどうにも多い。
矛盾を納得させられるだけの展開や技量が無ければ手を出すべきではないのだ。
でないと、手を出した題材が元で作品自体が陳腐化してしまう。

ファミリー・ショーは絵柄や超絶有り得ない展開の連続から一種のお笑いとして、まだ見ることが出来るので読者もついてこられるが、リアル路線を引いている漫画はこのジレンマによく陥りがちだ。

善悪の屑、九条の大罪は全てフィクションなのだ。


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