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人生で初めて素麺を旨いと思った話

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皆さんは素麺(ソーメン)という食べ物をご存じだろうか?

夏の風物詩であるとともに、暑い夏の日には決まって昼ごはんとして出されるアレである。
するするとした触感、涼やかな喉越しは風情を感じさせる、正に夏の食の定番だろう。

そんな夏の定番のソーメンだが、大好物だという人の声はあまり聞いたことが無い。
勿論嫌いと言う人はあまりいないだろうが、好んで食べる人もあまりいないという印象である。
かくいう私も外食でもわざわざ素麺を注文して頼んだ覚えはない。


味も麵つゆの出汁で食べる訳なので特別何か感じる訳でもなく、歯ごたえも当然ながら無い。
食卓で出ると、不味くはないが特別美味しいとも思わない。
嫌な言い方をすると、60点位のイメージ。

そんないわゆる消極的選択の食べ物の類だと思っていた素麺だが、先日衝撃の体験をした。

奥さんの親戚が九州に住んでおり、その親戚から島原素麺というおすそ分け(ワード変える)が来た。

上記の如く、「いや素麺やないか、60点食品!」などと心の中で悪態をついていた。
だがいざゆでて食べて見ると、これまで食べてきた素麺と一線を画していた。



まず見た目が違う。
普通の素麺は悪い見方をすると少しベチャッとしている。
給食のソフト面はいい例。
だがこの素麺は箸で掬ってつゆに入れた時に絹糸を垂らしてる感じ。

次に食感が違う。
素麺と言えばするするとした食感だが、悪い言い方をするとなんかただ糸を食べてるだけみたいなイメージ。
だが今回食べた素麺は、するするとした上品さは保ちながらもしっかりとした歯ごたえの利いた食べ応えのあるそれであった。
素麺が上手いというのは人生で初めての経験ではなかろうか?

これまで食ってきた素麺は一体何だったのか?
というかこの素麺とこれまで食べてきた素麺は一体何が違うのか?

気になって、調べて見ると普段我々が食べている素麺は揖保乃糸である一方、私がこの前食べたのはそれとは別系統の島原素麺と言う種類らしい。

更に島原素麺の特徴について調べて見ると、上位に書いた通りだが、歯ごたえがある。
更にこれは非常に衝撃を受けたのだが、素麺業界のスキャンダルで、これまで伝統の素麺を作っていたお店が、実は外注を頼んでいたというのだ。
それが島原素麺を作っている所。

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