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「あかね噺」について(第169~173話・ネタバレあり)

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<169話・ストーリー>

からしは公式さえ分かればばすべて答えが出るタイプだった。
・ちなみにここで出てくるセリフの公式が分かればというのは「知れば」という意味ではなく、「理解できれば」という意味である。
この意味でからしは、やり方(コツ)が分かることで最短距離で正解に辿り着くことをこの問題を解くことで示している様だが、ここで私はからしに対して、全くの非効率・非思考的・非産出的な無能という印象を受けた。
なぜか?
これは1ページ目の1~2コマがあまりにひどすぎるからだ。

ここでからしが用いている公式は3点それぞれが原点ではない高校生用の公式だ。
一方この問題は中学生1年生の1学期レベルである。

解法はこうだ。
点Oがそもそも原点で且つBC間のX座標が同値なので、横の長さは点PのX座標と同じ4、縦の長さは点WのY座標と同じ3である。
故に=3*4*1/2(縦×横×1/2)=6

そう、この問題は図を描けば中学1年生でも暗算で解けるレベルのイージーな問題である。
多分本当に10秒くらいで解ける。
計算式にXやYさえ必要ない、もしかすると小学6年生でも暗算で解けるレベルである。

それをわざわざ絶対値まで用いた公式を使用するとは…、つまりからしはわざわざ高校生用の公式を使うことでオレ強えをするととともに、物事の本質が全く見えていない、非効率極まりない、思考放棄的大恥ムーブをしている訳である。

まあ何が言いたいのかというと、こういう所で作者の学のなさと適当に済ます安易さが透けて見えるということを言いたい訳だ。
ジャンプの一流作家ならこの辺のリアリティにはこだわって欲しかった。
これじゃあ、からしが凄い奴じゃなくてただの馬鹿な奴扱いをされるだけである。
正直この1ページ目であかね噺に冷めた感じを覚えた。

話を戻すと、あかねに勝てない感じがしたので色々研究をしたという描写が続く。
そして今日の本番、落語が始まる。
・上記も書いたが、あのしょうもない公式のエピソードを見てからこいつの能力や力が中学レベル未満にしか感じざるを得ない。
ただの噛ませだとしか感じ得ない。

なお、からしは古典落語に見せかけた新作落語をやっている様だ。

終わり。

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<170話・ストーリー>

何やらしょうもない回想が入る。

終わり。
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<171話・ストーリー>

しょうもない回想は再び顔を出す。
だが、今回は少し具体的な話が出る。
「その人物の心持ちに成ればおのずと仕草や言葉は変わる。内から滲み出るその根源、それが了見。」とからしの師匠の羂索こと、三明亭円相に教わる。
だが、円相の話はそこでは終わらない。
「狐の了見は分かるか?」
その問いにからしは「分かりません」と答える。
この問いに対する円相の解は、了見と対をなす極意「外に目を向けろ」というものだった。
つまりは年齢性別生業ごとにそう見せるための仕草や姿勢があるので、役毎に体系化された作法である外形の極意を用いろと言うものらしい。
・言っていることは分かるが、難しいのはこれまで既存の役にはない役柄を演じる時ではないのだろうか?
新しい役柄を演じる時はこれまでのものを組み合わせただけでは成り立たないからこそ難しいと言われるのではないのだろうか?
どうもこの前の公式の件を見てからあかね噺の哲学的な問いに対する論理的解答に疑義を生じざるを得ない。

それを踏まえて落語をするからし。


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<172話・ストーリー>

修行と言う名の雑務を肯定するからし。
・やはり古い…。
結局伝統芸能にかまけてパワハラをする伝統は香料高校に通づるものがある。

色々話をして拍手喝采を受けるからし。

終わり。

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<173話・ストーリー>

審査委員長とからしの見ごたえのある問答を終えて、からしの評価はひかるを超えてトップに立った。
95,96,87点。
この後あかねの登場である。

終わり。

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<感想・分析>

あかね噺がアニメ化されるらしいが、ここ数話を見ていて正直この漫画の浅はかさが透けて見えてしまって悲しい思いである。

落語が舞台の大半を占めるので分かりにくいが、たまに出てくる現代社会の描写で分かる作者の洞察力のなさよ。

リアリティに対する描写が甘すぎる。
落語以外の現代社会について、殆ど自分で調べてもいないし、取材もしていないのではないか?
169話が典型的である。

本当に何か薄っぺらなものを感じる。
こういう所が、あかね噺がいまいち看板漫画になり切れていない要因なのだろう。

アニメはアニメ製作陣の手が入るのでまた違った作品になると思うが、この漫画作品以上のクオリティを持っていくことはできないだろうことが悔やまれる。

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あかね噺 1

あかね噺 1

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[原作]末永裕樹 [作画]馬上鷹将

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