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「あかね噺」について(第159~163話・ネタバレあり)

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<159話・ストーリー>

瑞雲大賞当日だが、当然の様に遅刻するあかね。
実はレれ微放送がされるらしく、マスコミも大挙していた。
世間が注目するのは2人。
「阿良川ひかる」、「三明亭からし」である。
本番前に2人がバチバチの空気を出して場が緊張感に包まれたところで、緊張感なくあかね登場。
・緊張と緩和の対比演出である。
古典的ではあるが、現在も通じるスタンダードな演出方法だ。

3人がまだまだ新人の頃の可楽杯の話を持ち出して、今回も私がとると爽やかに宣言するあかね。

世間の有名人は2人だが、3人の中ではまだまだ決着がついていない現在、雌雄を決する落語大会が始まった。

終わり。

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<160話・ストーリー>

テレビ中継される瑞雲大賞は有名若手落語家が揃っていた。
元アナウンサー、お笑い芸人、SNS落語家…だが当然その参加者の中でも注目は阿良川ひかると三明亭からしであった。
そして今はまだ注目されていないが、その間にあかねが割って入るのである。

だが今回はあかねは、笑いを取らないで優勝をするという難問を一生から課されていた。
どのように対応するのか?
あかねの高座が始まる。

枕もなく語り始めるあかね。
だが、つまらなそうな客1人1人に目配せしながら語り掛けてくる。
そうすることでお客の聞く姿勢を整える。

回想でたいそんに言う。
大看板の落語家は身勝手極まりない。
ある意味、時間通りに笑わせる正確な落語も笑わせずに満足させる、も必要なことは同じである。
自分を押し通す、客に合わせるのではなく、客が納得せざるを得ない位のパワーで押し通すことが必要だ。

とのこと。

そのためのあかねのやり方は、「遊園地」という。

終わり。

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<161話・ストーリー>

あかねの辿り着いた笑わせないで優勝するための方策である遊園地とは、落語で味わえる笑い以外の要素を全て詰め込んだ一席であった。
怪談噺、演技、笑こそ起きないものの、観客は大賑わいである。

結果予選突破。
だが、それをみていた三明亭からしは「がっかりだ、眼中にも入らない(橋にも棒にもかからない)」という旨の発言をするのだった。

終わり。

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<162話・ストーリー>

予選は突破したが、からしとひかるには足元にも及ばなかった。
本選へ向けて切り替えるあかねだが、そこへひかるとからしが待ち構えていた。
「笑わせずに勝ってみせろ」という課題を2人には見抜かれていた様で、それで本気の戦いが出来る訳がないと叱責されてしまう。

だがそこであかねは、本選で自らのシンカをみせると宣言するのだった。

笑いに注目するとからしとひかるの対決は火を見るよりも明らかだが、あかねはそれも乗り越えてくれる…落語記事を描きながらそう思うライターの思考で今回は終わり。

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<163話・ストーリー>

瑞雲大賞本選当日。
記者から取材を受けるひかるは、あかねのことを頭に浮かべながらもマスコミにはからしには勝ちたいと対応する。
一方からしもあかねのことを眼中にないと言いながらも、しっかりとあかねのことをマークしているのだった。

そんな時、マスコミの前に登場する椿家正明。
時間になった時に、あかね以外の5人は揃っているが、あかねのみいなかった。
その状況で正明はあかねを取り消しにして5人で始めようと言い出す。
態度を変えない正明だったが、あかねが現れ、実はあかねは別室で休んでいるという事実を知り出演取り消しを訂正する。

6人で始まる本選やいかに。
なお、あかねは登場した時に、なぜかボロボロになっていたのだった。
終わり。

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<感想・分析>

これはあれだな、落語を題材にしたバトル漫画だな。
演出が完全にそう。
特に162話のあかねの状態とかはドラゴンボールを彷彿とさせる。

また160話の自分を押し通す力などは、言葉がまんま「刃牙」である。

作者も少年漫画のバトル物が好きなんだろうな、と感じさせる。

落語というマイナージャンルにおいてもこういう演出で人気作品を作れるのだから、極端なことを言えばほかのどのジャンルでも可能という事になる。
そしてそれは作者の実力次第という訳である。

漫画において重要なのは、題材ではなく演出という事実をあかね噺を読むたびに強く感じさせるのは私だけであろうか。

あとここ数話で話が面白くなってきている感がある。
やはりバトル物のプロットに沿った展開だからであろう。


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あかね噺 1

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[原作]末永裕樹 [作画]馬上鷹将

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