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<3話・ストーリー>
本屋で買った隣国の作者の著作が気に入るニコル。
興味がわいたため、自分で語学を勉強してこの作者の翻訳されていない著作も読んでみたくなる。
まずは図書館でこの著者の他の作品を読んでみることに。
内容が素晴らしく感動していると、ケイオスの同輩のエミリオその姿を見られる。
感動して泣いているのを、ケイオスに蔑ろにされているから泣いているのだと邪推される。
動揺したエミリオは婚約者のロベリアに内密との約束で今回見たことを話す。
それを聞いたロベリアはケイオスに会うと思わず、
「お待ちなさい!!この外道!!」
「男の風上に主家ないわ!あんたなんて地獄に落ちて、もがれてえぐられればいいのよ!!」
とうっかり貴族にはあるまじき口調でケイオスに悪口雑言をまき散らしながら泣いてどこかへ行ってしまう。
身に覚えのない中傷に何が何やら訳が分からず混乱するケイオスであった。
別場面。
ニコルは図書室で本を読みながら物思いにふける。
キャロライン王女が1年後卒業と同時に隣国のイリーガル王太子の元へ輿入れするという婚約発表の話を聞いたからだ。
キャロラインの結婚に対して、ケイオスは婚約解消をして隣国に行くのかそれとも自分と一応結婚はするのか…、いずれにしてもケイオスは自分に構う暇はなさそうだと考えるのであった。
ニコルが隣国の本を読んでいるのを見て、他の貴族の子女達は、ケイオスがキャロラインのそばについていたいので、婚約者のニコルにも隣国の言葉を覚えさせようとしているといった悪い噂がいくつも立つ。
噂がたつにつれてケイオスの周りの貴族も真実が同化をケイオスに問い質す。
噂が立った原因について同僚の貴族の子女(男)が「お前が普段から『岸になってキャロライン様をお守りする』って公言していたからだろ」と正論を吐く。
それに対してケイオスは「それはキャロライン様の輿入れが決まる前の話だ!俺はあくまでキャロライン様がこの国にいる間は幼馴染として守ると言っていただけで…輿入れ先までついていくつもりはない!」と反論する。
だが同僚は「お前の腹の中がどうでも周りにはお前が婚約者を捨てて王女についていく男に見えてるってことだよ」と有難い助言をもらう。
更にキャロライン王女からも、
「お前は婚約者との交流が足りていないのではないか?」
「花祭りの日、ニコルは1人で街へ行こうとしていた。行商が来ていた時も一人で街へ行ったと言っていた」
「ちゃんと会いに行って手紙を送って休みの日には一緒に過ごすんだ」
と正論で激詰めされて落ち込むケイオス。
また同僚からニコルが最近腕輪をしているという話を聞く。
どうやら恋人同士がペアルックで買う腕輪らしく、自分がプレゼントしていないのにニコルがなぜ持っているのか不振がるケイオス。
懊悩している時にキャロライン王女からのお詫びも含めて、ニコルをお茶に誘いたい旨を言われる。
キャロライン王女にお茶に誘われたニコルは、ケイオスをイリーガルに連れて行くから身を引くように言われるのだと思い構えながらお茶会に行く。
王女はケイオスとニコルの中を保ちたい、ニコルはケイオスとキャロライン王女の中を邪魔したくない…二人の行き違いで中々話がかみ合わない。
ニコルはキャロラインに安心してもらおうと、ケイオスを引き留めたり、一緒にイリーガルについて言ったりするつもりはなく、(ケイオスには)いつでも婚約解消してもらっても構わない旨をキャロラインに話す。
それを聞いて事態の深刻さを察知したキャロライン王女はお茶会の後、すぐにケイオスに「このままでは白い結婚になるぞ」と忠告するのだった。
終わり。
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<感想・分析など>
ケイオスってもしかして貴族として通常の常識や教養を兼ね備えていないのでは?
火の無いところに煙は立たないと言うが、ケイオスのニコルの仕打ちが元々ひどかったので、それに対するサイレントヘイトが集まっていたのが今回の噂と見るのが自然のように感じる。
ケイオスがこの体たらくということは、ケイオスを教育しているケイオスの親・つまりケイオスの家の評判も下がるのではと思料する。
貴族は評判を何よりも重んじるので、これはケイオスはここ数年で悪手を打ちまくっているという事だろう。
ここまで感がるとニコルの行動にも一定の納得がいく。
またケイオスが常に張り付いているのを異常に思わなかったキャロライン王女にも
1話・2話と多少展開が異なってきたのでようやく読むに値するようになってきた。
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