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「呪術廻戦≡」について(第1話・ネタバレあり)

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3ZI3IC+76E5BM+348+601S2
https://www.oninkun.com/back-issues-of-about-jujutsu-kaisen
ロリポップ!

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2025年9月8日からアフターストーリーとして短期集中連載されるので見ていく。
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<1話ストーリー>

乙骨憂太の孫、乙骨憂花の話から始まる。
憂花はおじいちゃん大好き。
そんなおじいちゃんから指環を貰う憂花。

だがその後真希が亡り、後を追う様に優太も亡くなった。
このとき憂花10歳。

だがここから事件は起きる。
憂花がおじいちゃんからもらった指輪が五条家の忌庫入りのアイテムだったため、憂花ではなく憂花の兄の真剣(ツルギ)に所有権が移ったと母親に一方的に告げられ、無理矢理指環を奪われてしまう。

それから数年後、憂花16歳。
現在は呪術師として呪術に絡んだ事件を追っている様だ。
日本人の子供の拉致事件が多発している。
日本人特有の感情エネルギーである呪力を狙った事件である。

調査チームは憂花と兄の真剣、それと査察役のマルル・ヴァル・ウル・イオェルヴリ(通称マル)の3人である。
だがマルは査察役ながら、ジュソシの意味も分かっていない困ったちゃんだった。

慣れない土地で上手くいかないマルを憂花が励まして飯を食わせて世話してあげる。
そのときに憂花の身の上話を聞いて、憂花が真剣より優れていることを示すために、今回の事件を手伝ってやると申し出るマル。

事件を捜査していく内に、視線誘導が仕掛けられた道を発見する。
その通りに道路を進むと何者かに捕らえられる結界術が施されている様だ。
その道を通らない様に道路にKKEPOUTの規制線を張っていく面々。
だがそれを無視したキッズが規制線を超えていく。
すると、規制線を越えたキッズが謎の手に摑まり別の空間へ転移されてしまう。
真剣は後を追うため敢えて罠にはまり、彼自身も別空間に転移される。
尚真剣は呪力を持たない呪術師のため呪具で戦う様だ。
・真希の血を引いている。

真剣は転送されたと同時に拘束もされてしまう。
しかも、呪具は転送時に弾かれてしまっていた。
真剣は呪詛師と話をするが、呪詛師自身はこの人身売買ビジネスはもう辞めると言う。
というのも宇宙人が来て現在、呪術界は今大騒ぎらしいからだ。
呪術総監部は地球外生命体の襲来をかつての両面宿儺と同レベルの特級事案に認定したらしい。
京都超常決議により、宇宙人との接触は日本に丸投げされた。

電波系呪詛師の話が済んだところで、憂花とマルが助けに来る。
憂花と真剣の挟み撃ちで呪詛師を見事撃退する。

ここで話は真剣の回想に入る。
真剣はおばあちゃん子だった。
お婆ちゃんから強さを認められていた真剣はいつもウキウキだった。
憂花がおじいちゃんから指環を貰った時も、おばあちゃんからは「あれは魔除けのお守りなので強いあなたには必要ない」と言われ有頂天になる。
だが祖父が死んだ時に、何故か必要ないとされた指輪が自分の元に。
自分が弱いと言われている様で非常に傷ついた思い出があった。
真剣は真剣で強くなって早く憂花に指環を返したかったのだ。
回想終わり。

丁度回想が終わったところで、拘束された呪詛師が最後の悪あがきに子供たちを強制転移させようとする。
だがそこでマルの能力が発動して呪詛師を気絶させてしまう。
その不思議な力を見て憂花と真剣はマルが宇宙人であることに気が付くのだった。

終わり。

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<感想・分析>

芥見版より圧倒的に絵が見やすい。
しっかり整って書かれている。
芥見は勢いを重視するためか、大味な絵柄になることがままある。
勢いがあるときはそれでよいが、単純に何が起きているのか分かりづらい事も散見された。
その点、コノバージョンは美麗にして流麗な感じが良く出てくる。
若干少女漫画チックな絵柄を出してくることもあるが、本作は女性ファンも多いので問題なさそう。

マルが最初の辺りで宇宙人だと告白してネタバレしているのは、最後のマルの能力がご都合主義だと言われないための布石だろう。
ネタバレになってしまうものの読者が最初からマルを宇宙人だと分かっていれば、マルの能力発動に無理やり感は感じにくい。
それどころか1話の事件の解決としてマルの宇宙人兼特殊能力が明かされたので、1話自体がその後の話の踏み台・ヒキにしっかりなっている。

中々考えられた構成である。


設定の話に移る。
話の形式としてはボルト(ナルトのアフターストーリー)、話のアイデア的にはダンダダンであるのは誰が見ても一目瞭然である。
また時代設定的には事が起きた後の近未来という意味で、攻殻機動隊やガンダムの宇宙規模の風味も感じる。

題字の一部である≡(モジュロ)というのは余りのことであるらしいので、字義どおりに解釈すると呪術廻戦の「余り」≒「アフターストーリー」という事になる。
呪術廻戦は元々乙骨憂太が主人公であったらしい。
憂太=憂花、真希=真剣というのは間違いないので、売れた芥見下々が本来描きたかった乙骨と真希の物語をボルト・ダンダダンエッセンスで書き下ろしましたみたいな感じだろうか?

その他マルについては、双子設定が宿儺と被っていたり、兄弟愛に熱い辺りは脹相を思わせる布石をバンバン乗っけているのはあからさま過ぎて逆に香ばしい。

書き出せばキリがないが、憂花は狼牙風風拳使ってくるし、真剣は志々雄様だし、相変わらずジャンプの漫画が好きなんですねという感じがする。


メタ的な視点でいうと、芥見下々と集英社としては五条悟や虎杖悠仁といった呪術キャラに頼らない話づくりで今回どこまで人気を博せるかという試金石としてこの作品が投入しているとみなすのが定石だろう。

これが上手くいったら、芥見下々はキャラがハマった一発屋という事ではなく現代の人気の出る話づくりを掴めているという証左になるので、今後の芥見下々の新作が出る可能性が高くなるだろう。
(ただそうなった場合は原作としてだろうが。今回のアフターストーリで絵を投げているという事実が物語っていることは、呪術廻戦の連載を経験した結果、今後の作品で原作原画を兼ねるのは正直はもうきついという判断なのだろう)。


個人的には巷で言われている様な平安時代の宿儺のスピンオフとか天元の過去とかいった様なスターウォーズ的に話を展開していくのも期待していたところなので若干の拍子外れであるものの、呪術のアフターストーリーが今後どのように進んでいくのかイチミーハーファンとして楽しみである。


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