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<17話・ストーリー>
美言のファミリー・ショーの時間がやってきた。
「お母さん、こんなこと出来る人間じゃないのにやりますねぇ、先生」
美言の言葉と向けられたカメラを見た先生は咄嗟に様々な言い訳を上げる。
また母も美言がカメラを向けていたのを見て、美言に追いすがり「美言ちゃん、違うの!!これはっ…!!」と言いかけた所で、
「ごめんね、お母さん」
「あたしの退学チラつかせて無理矢理付き合わされたんだよね?」
「家族思いで優しいお母さんがこんなことするわけないもん」
「従うしかなかったんだよね、私の為にごめんね」
と美言が巧みな言葉を並べてストーリーを紡いでいく。
それを聞いた先生はそれを否定するが、美言にそばで「…大丈夫、この動画は出さない。お父さんにも絶対に言わない。でも礼には言うかも」ととどめの一撃を入れる。
娘のこの言葉に促された母は「全部娘の言う通りです」
それを聞いた先生は思わず逃げ出すが、先生の逃げた先にはタロタロが待っていた。
終わり。
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<18話・ストーリー>
たろたろが先生の前に立ちふさがる。
タロタロが先生を抑えている前に美言が現れて
「『現役教師、元教え子の母親に強制わいせつ』すーごいの撮れちゃったね」
「面談しにおいでよ、今度はあたしが話聞いてあげる」
と言うと、
先生が「ふざけるな、そんな嘘だらけの動画出させてたまるか!!てめえら訴えてチャンネルごと終わらせてやる!!物乞いのカスが!!調子こいてんじゃねえぞ!!」と叫ぶ。
そんな先生に対して「彼女いるんだってね」と美言が目をキラキラさせながら問うと、固まる先生。
そして先生の携帯を先生の顔認証で解除すると、彼女の連絡先へ動画を送るのだった。
帰りしな、「もう裏切るようなことしない…!ちゃんとお母さんやれるように頑張るから…!本当にごめんなさい…!!」と母は美言に謝罪する。
その言葉に対して美言は一言、「しね、マジでキモい」とお言葉を残すのだった。
それを聞いてすべてを悟ったような・娘への愛情が醒めていく様な顔をする母親だった。
終わり。
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<感想・分析など>
そもそも動揺している先生がおかしい。
既婚者に手を出しているという事が露見したらその家族から民事で7桁以上の賠償請求をされることは当然思料できる。
そういったリスクを教師たるものがわきまえていないでどうするのだろうか?
そういう馬鹿者が逆に「訴える」という脅し文句を言うのはどうも知能がなさ過ぎる。
これは非リアルというより、先生の頭が弱いのだろう。
自業自得の結果と言えよう。
先生の非リアルはそういう意味で捉えてあげると、勢いで乗り切ってぎりぎり話が破綻していないともいえよう。
あとそもそも母親の最後の顔はなんだ?
おまえも自業自得だろ?
という読者の声が聞こえてきそうである。
中々珠玉の作品となってきた感がある。
今後も楽しみだ。
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