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<13話・ストーリー>
面談をするなり家族の愚痴を言う母。
それをなだめるようにして聞く先生。
まるでカウンセラーである。
そして日ごとに先生と連絡を取る回数が増えて母は先生に抱く思慕の念が多くなっていく。
そして遂に退学届けを出すが、これでもう先生と話が出来ずに何とも言えない顔をする母を見てにやりと笑う先生。
「…正木さん、この後予定あります?」
終わり。
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<14話・ストーリー>
先生に誘われて、先生と居酒屋に行く母。
先生は美言のことや動画のことに紛れて父親の不満を聞き出す。
そして遅くなり、流れに身を任せて、つい先生とホテルに行ってしまう。
翌朝朝帰りをする母。
また先生も家に帰ってくる。
そこには先生の彼女が。
先生は「仕事の付き合い?」と宣う。
彼女の大変ですねの声に対して、「大変なほうがやりがいがあるだろ」と似たり顔で彼女にちょっかいを描ける先生。
終わり。
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<感想・分析など>
母は一時の気の迷いでホテルに行ってしまい、まるで心のスキを突かれた被害者かのような描写をされておいるが、全くそんなことはない。
確かに美言や父親と行った潜在的サイコパスに囲まれて自身の居場所がないのは分かるが、美言の彼女は3人だけではないのだ。
美言の弟という存在がいるにもかかわらず、母はそれを全く忘れている。
事実、美言と父の不満は漏らしても、弟の不満は得てきていない。
弟の存在を全く忘れている、というより無視している。
この辺を踏まえると、常識人のふりをした母も結局は尋常ならざる性質を持つ家族のうちの一人という事なのだろう。
というより、この一連の流れを見る限りは、どうも作者の話の作り方の拙さを感じざるを得ない。
道徳・常識を気にする母が一戦を踏み越えてしまうことに行動のリアルさを感じない。
それがたとえ、娘父の不満があったとしても、家族の一員である、弟の存在を一切顧みないという点が、行動の非リアルを如実に右記だたせてしまっている。
これが3人家族だったらまだわかるのだが…。
思えば美言が生配信でゲロ吐いてから、配信者へと心替えをする切り替わりも非リアルだったし。
一貫していると言えば父親位か。
弟は空気だし。
現段階での行動の非リアルにつじつまを合わせるための思索としては、今後実は弟もヤバい・不気味な存在だったという展開にするしか目がないかもしれない。
とは言え、それでも先生とホテルに行く際やそれまでに、弟に対する描写が一切ない事への矛盾を外すことはできそうにないが。
今回の不倫編は、作者の拙さが郎呈してしまった感があり多少残念である。
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